過払い金

過払い金について

過払金とは、債務者が貸金業者に返しすぎたお金のことです。
利息制限法の利率(15%~20%)を超える利息で借入れをしている場合、利息制限法に引直して計算をした結果出される、本来であれば支払う義務のないお金のことを過払金といいます。
消費者金融業者などの貸金業者に対して、過払金の返還を請求することができます。返還請求をしても和解がまとまらない場合には過払金返還請求訴訟を行ないます。

●過払金は、既に完済している場合でも取り戻すことが可能
過払金は既に完済して、取引が終わっていても取り戻すことが可能です。
ただし、過払金は、完済してから10年を経過してしまうと、請求することが困難となります。
過払金返還請求権には消滅時効があり、その期間は最高裁の判例により10年となっています。そのため、完済してから10年を経過してしまうと、その請求権が消滅してしまい、請求することが難しくなるのです。

取引の内容によって一概には言えませんが、取引期間が5年以上であれば過払金が発生している可能性があり、7年以上であれば過払金が発生している可能性が非常に高く、10年経過していれば過払金が発生していることは確実と考えてよいと思います。

長期に亘って取引しているのであれば、一度過払金が発生していないかを確認し、過払金が発生していた場合は、早期に返還請求されることをお勧めします。

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